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ZZR400 N1 1993 [ZZR400]

これは、去年の9月から10月の出来事です。

今回は長年の相棒、ZZR400です。と言いながら、去年まで丸7年間くらい、休眠させていました。
新車で購入して走行距離約28,000Km、エンジンは絶好調だったのですが、キャブレターの調子が悪くなり、私も忙しさと体を崩してから乗らなくなっていました。

屋根つきの駐車場にカバーをかけての6年間放置は、バイクをいためますね。
復活には、多少の手間が掛かりました。
ガソリンは抜いていましたが、ガソリンタンクに錆が発生し、キャブレターが詰まって、ガソリンホースやウォーターポンプホースの劣化、フロントフォークのインナーチューブも錆びていました。
車体も長年の垢と、カバーが風で煽られたときにできた擦り傷で、無残な姿に・・・。

勿論、タイヤやバッテリー、オイル、クーラント、ブレーキオイル、フロントブレーキパッド、ヘッドライトバルブ等の消耗品も交換しました。
ついでに、ブレーキレバー、クラッチレバーをアントライオンに換えて、シガーソケット、デジタルメータを付けていただきました。

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不具合箇所を治すために、とても沢山の部品を取り寄せていただきました。


不具合箇所を治すために、沢山の部品が必要となり、復活の作業よりも部品待ちの時間が長かったです。
届いた部品ごとに作業を進めていただきましたが、キャブレターの復活には、手間が掛かりました。
ちなみに、キャブレターはFCRに換装しています。
以前は、エアフィルターなしのファンネル仕様で走っていましたが、今回は、ラムエアフィルターを付けていただきました。

キャブレターは休眠前に車体から外して、室内保管していたのですが、それまでにガソリンがキャブレター内で腐り、ジェット類を詰まらせてしまっています。
加速ポンプのダイヤフラムも傷んでいて、かつガソリンを吹き出すノズルも詰まっていて、分解洗浄を5、6回と繰り返すというはめになってしまいました。
特に加速ポンプの復活には、とても手間が掛かり、ショップオーナーさんには申し訳ない限りです。最悪、加速ポンプなしで、手動でガソリンをエンジンへ注入しようかと考えたほどです。
取り敢えず、加速ポンプが効かない状態で、エンジンの始動テストだけは行いました。

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始動テスト直前の様子です。

キャブレターを取り付けて、ガソリンタンクは下ろしたまま、調整用のガソリンタンクからホースをキャブレターへつないで、セルを回します。
キャブレターへガソリンが回ったら、ガソリンを直接キャブレターへ注入して、もう一度、セルを回します。
ゴボゴボと不機嫌な音がしましたが、アクセルをひねると、とたんに元気の良い、懐かしいエンジン音が響くかと思いきや、すぐにエンスト。
何度やっても、うまくエンジンが復活しません。
どうしたことかと、オーナーさんが調べてみると、燃料ポンプからキャブレターへガソリンが送られていないようです。
テスターで電流を計ってみると、ちゃんとモーターへは電気が来ているみたいです。うーん、モーターが弱っているのか、故障しているのか・・・。
本当に、放置期間が長いと、復活に手間が掛かりますね。
随分、試行錯誤した挙句にどうにか、ガソリンがキャブレターへ流れてくれました。
早速、セルを回します。
今までの苦労が嘘みたいに、元気なエンジン音が響きました。

「やったー!!」

思わず声が出ちゃいました。

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タンクを乗せれば、復活?


部品がそろい、タンクを乗せて車検を通して復活です。
懸念箇所として、燃料ポンプ、レギュレータ、フロントフォーク(インナーチューブの錆によるオイル漏れ)等、不安箇所はありますが、取り敢えず、乗ってみて不具合箇所をつぶして行きましょう。
あ、そうそう、リアキャリパーも動きが渋く、ちょっとブレーキを引きずっています。リアショックもできれば、交換したいところです。

まぁ、不安箇所はありますが、試乗兼ツーリングです。定番の阿蘇の大観峰へ行きましょう。
往復約120Kmくらいでしょうか、熊本県民のバイク乗りなのに、阿蘇を走ったことが無いと言う、元気のいいバイク仲間と行ってきました。

うーん。エンジン快調。特に不安な箇所はありません。タイヤも一皮むけば、驚くほどグリップします。
ちなみに、タイヤはダンロップのGPR200です。もう、10年ほどタイヤ交換をしていなかったので、新品タイヤの乗りやすさに感激しました。
インプレするほどの腕もないし、走り込んでいませんので詳しく書けませんが、普通に乗る分には、安心して乗れます。

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大観峰での復活記念撮影。奥のSR400が仲間のバイクです。


オイルはモチュールの5100を入れています。これも、私のバイクには相性バッチリのようで、ギアの入りもカワサキ車と思えないほどスムーズで、返ってシフトアップのタイミングが取りづらいほどした。シフトアームに軽く足を当ててシフトアップの準備をしようと、ちょっとだけ力を掛けただけで、スコッと入ってしまいます。
うーん、らしくないけど素晴らしい。

ブレーキパッドも、とてもいい感触で効きも良いです。
なによりアントライオンのレバーの操作性が、とても良い。こんなに使いやすいのであれば、高い金額でも大満足です。

とまぁ、順調な滑り出しで復活したのですが、車齢20年のバイクです。その後、多少のトラブルが発生しました。
それは、またの機会に書くことにしましょう。

では、随分端折っていますが、今回はこの辺で。
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