サブタンクの固定方法を変更しました。 [KV75]
前回のサブタンク増設は、ショップオーナーさんのご厚意で、その場でツーリングに間に合うように取り付けていただきました。
その後、一人で70Kmほど走り回った後に自分でステーを作成し、恒久的な固定方法に変更しました。
作業は、マイガレージで行いました。折角ガレージがあるので、もう少し機能的に整理しなければなりませんね。
卓上旋盤も、卓上フライス盤もガレージに移設したいです。
自分で作業するときには、写真は撮らないものですね。
ステンレス3mm厚の材料を切ったり、削ったり、穴あけしたり、曲げたり、塗装したり・・・結構、作業したんですが、まったく写していません。
取り付けは、エンジンをフレームにつるしているフレーム側から横にステーを一本、エンジン側から斜めにもう一本使って、固定しました。
これだけでは振動に弱いので、エンジン側から振動を抑えるためのホルダーを取り付けています。
取り付けた結果は、ホルダーってほどホールドしていませんが、振動は抑えてくれそうです。
振動が激しいと、サブタンクがアルミですので固定部が割れてしまいます。
ちょっと分かりにくいですね。
サブタンク左の取り付けは、フレームに固定できますが、右側はエンジン部のボルトから斜め上にステーを伸ばして固定しています。
燃料コック、チョーク、タンクキャップのクリアランスもばっちりです。
少しだけ見えている、ホルダーにはゴムを張り付けています。左右二箇所でホールドするようにしています。
サブタンク用の燃料コックも、このホルダーにタイラップで固定しました。
衣装をつるす針金のハンガーを切り取って、ホルダーに空けた穴にカシメて横へ渡し、そこにコックを固定しています。
これで完成です。
ついでに、マフラーからの排気漏れで、オイルが垂れてきていたので、その対策もしました。
写真では、汚れていますが勿論、対策するときにはパーツクリーナーで綺麗に洗浄してから行いました。
グラスウールを巻きつけてオイルが外へ出ないようにしています。
でも、そのうちまた垂れて来るかも・・・。
この部品自体を自作しようかなー。
もう一つついでに、長年の愛車(今年で20年連添っています)ZZR400とのツーショットです。
さぁ、これで走り回れるのかKV75、さぁどうだ。
その後、一人で70Kmほど走り回った後に自分でステーを作成し、恒久的な固定方法に変更しました。
作業は、マイガレージで行いました。折角ガレージがあるので、もう少し機能的に整理しなければなりませんね。
卓上旋盤も、卓上フライス盤もガレージに移設したいです。
自分で作業するときには、写真は撮らないものですね。
ステンレス3mm厚の材料を切ったり、削ったり、穴あけしたり、曲げたり、塗装したり・・・結構、作業したんですが、まったく写していません。
取り付けは、エンジンをフレームにつるしているフレーム側から横にステーを一本、エンジン側から斜めにもう一本使って、固定しました。
これだけでは振動に弱いので、エンジン側から振動を抑えるためのホルダーを取り付けています。
取り付けた結果は、ホルダーってほどホールドしていませんが、振動は抑えてくれそうです。
振動が激しいと、サブタンクがアルミですので固定部が割れてしまいます。
右写真の要領で取り付けました。
ちょっと分かりにくいですね。
サブタンク左の取り付けは、フレームに固定できますが、右側はエンジン部のボルトから斜め上にステーを伸ばして固定しています。
コック等とのクリアランスもこの通り。
燃料コック、チョーク、タンクキャップのクリアランスもばっちりです。
少しだけ見えている、ホルダーにはゴムを張り付けています。左右二箇所でホールドするようにしています。
サブタンク用の燃料コックも、このホルダーにタイラップで固定しました。
衣装をつるす針金のハンガーを切り取って、ホルダーに空けた穴にカシメて横へ渡し、そこにコックを固定しています。
これで完成です。
完成後はこんな感じです。
ついでに、マフラーからの排気漏れで、オイルが垂れてきていたので、その対策もしました。
2stだからオイル汚れは仕方ないですね。
写真では、汚れていますが勿論、対策するときにはパーツクリーナーで綺麗に洗浄してから行いました。
グラスウールを巻きつけてオイルが外へ出ないようにしています。
でも、そのうちまた垂れて来るかも・・・。
この部品自体を自作しようかなー。
もう一つついでに、長年の愛車(今年で20年連添っています)ZZR400とのツーショットです。
愛車2台のツーショット
さぁ、これで走り回れるのかKV75、さぁどうだ。
タンクキャップからのガソリン漏れ対策です。 [KV75]
経年劣化のため、タンクキャップからのガソリン漏れが酷いです。
一応、キャップ裏のパッキンや、ガソリン給油口の錆を落として、油砥石で慣らしたりして、パッキンからのガソリン漏れはなくなりましたが、今度はキャップ上部の空気穴からガソリンが漏れてきました。
さぁどうしましょう。
「良さげなキャップがありますから試してみましょう」
とオーナーさんからの提案で、画像のキャップを試してみましたが、キャップ裏のでっぱりのサイズが大きくて、うまくはまりません。
そこで、キャップ裏のでっぱり部分を、私が自作することにしました。
まずは、バンドソーで鉄丸棒(S45C)を切り出し、ミニ旋盤にて削り出します。
切削手順は
① 端面削り
② 外形削り
この後の中繰りのために出べそを作ります。
③ 外形削り
出べそをチャックに挟んで、目標のサイズまで外形を削ります。
バイトは、超鋼ろう付けチップで自作したバイトです。
ミニ旋盤は切り込み量が小さくなるので、時間が掛かります。
150Kgクラスの卓上旋盤も持っているのですが、訳あって今は手元にありません。
外形が出来たら、次に中繰りを行います。
中繰りバイトも自作バイトを持っていたのですが、チップが割れていて使用できませんので、外形削り用のものを加工して無理して使っています。
中繰りが終わったら、出べそを切り離してしまいましょう。
ここまで出来たら、次にオリジナルに合わせてネジ穴やロック用の溝を切って行きます。
まずは、ネジ穴の位置を合わせるために、マジックでしるしをつけます。
サイズが小さいので、オリジナルを上にかぶせて、穴位置を合わせました。
ロック用の溝は、糸鋸とヤスリを使って切って行きます。
ちなみに、糸鋸は私の肥後象眼の師匠に作っていただいたものです。刃を止める箇所がイモネジで止めるようになっているので、小さなスペースでも切ることができ、とても使いやすいです。
糸鋸で横に切る場合には、刃を90度横に取り付けます。
刃は、バローベの#1を使っています。とても良い切れ味です。糸鋸にしろヤスリにしろ、ヨーロッパ製は良いですね。時計職人用に発達したのでしょうか。
私のヤスリは、魚地球の組みヤスリです。バローベは高くて・・・。
さぁ出来た部品を持って、ショップへ行ってタンクキャップに合わせてみましょう。
バネが入らない・・・。
頑張ったのに使えない。「MADE IN JAPAN」まで打刻したのに。
そこで、ショップオーナーさんの出番です。
原本の部品を切り離して、給油口に入るように加工していただきました。
円盤でバネを抑え込むために、円筒部の高さがなくなり、その分、長くなったバネも短くしてしまいます。
そうしないと、バネが強くなりすぎて、スムーズにキャップを閉めることが出来ません。
これくらい切れば大丈夫です。
組み付けてみます。
おぉ、ばっちり。
タンクにつけていましょう。
まるで、KV75用のタンクキャップみたいですね。
これで、ガソリンが漏れなければ、見た目も実用性もばっちりです。
まったく漏れません。
これで、ツーリングに行く準備はばっちりです。
あぁ。でもせっかく作った部品を無駄にしたくはない。
そのうち、あの部品が使えるように、タンクキャップのバネ部分も改造しようかなぁ。
一応、キャップ裏のパッキンや、ガソリン給油口の錆を落として、油砥石で慣らしたりして、パッキンからのガソリン漏れはなくなりましたが、今度はキャップ上部の空気穴からガソリンが漏れてきました。
さぁどうしましょう。
「良さげなキャップがありますから試してみましょう」
とオーナーさんからの提案で、画像のキャップを試してみましたが、キャップ裏のでっぱりのサイズが大きくて、うまくはまりません。
キャップ裏のでっぱりがぁ・・・
そこで、キャップ裏のでっぱり部分を、私が自作することにしました。
まずは、バンドソーで鉄丸棒(S45C)を切り出し、ミニ旋盤にて削り出します。
ミニ旋盤だけに、削るのに時間が掛かりました。
切削手順は
① 端面削り
② 外形削り
この後の中繰りのために出べそを作ります。
③ 外形削り
出べそをチャックに挟んで、目標のサイズまで外形を削ります。
バイトは、超鋼ろう付けチップで自作したバイトです。
ミニ旋盤は切り込み量が小さくなるので、時間が掛かります。
150Kgクラスの卓上旋盤も持っているのですが、訳あって今は手元にありません。
外形が出来たら、次に中繰りを行います。
中繰りは外形削りよりも時間が掛かります。
中繰りバイトも自作バイトを持っていたのですが、チップが割れていて使用できませんので、外形削り用のものを加工して無理して使っています。
中繰りが終わったら、出べそを切り離してしまいましょう。
小さめになっていますが、分かりにくいですかね。
ここまで出来たら、次にオリジナルに合わせてネジ穴やロック用の溝を切って行きます。
まずは、ネジ穴の位置を合わせるために、マジックでしるしをつけます。
サイズが小さいので、オリジナルを上にかぶせて、穴位置を合わせました。
しるしに合わせて、ドリルで穴を開けました。
手抜きをしたので、斜めに開ける穴がズレちゃいました・・・。
ロック用の溝は、糸鋸とヤスリを使って切って行きます。
ちなみに、糸鋸は私の肥後象眼の師匠に作っていただいたものです。刃を止める箇所がイモネジで止めるようになっているので、小さなスペースでも切ることができ、とても使いやすいです。
工作は楽しいですね。時間が経つのを忘れます。
糸鋸で横に切る場合には、刃を90度横に取り付けます。
刃は、バローベの#1を使っています。とても良い切れ味です。糸鋸にしろヤスリにしろ、ヨーロッパ製は良いですね。時計職人用に発達したのでしょうか。
私のヤスリは、魚地球の組みヤスリです。バローベは高くて・・・。
出来上がりはこんな感じです。
さぁ出来た部品を持って、ショップへ行ってタンクキャップに合わせてみましょう。
さぁ現物合わせです。
バネが入らない・・・。
頑張ったのに使えない。「MADE IN JAPAN」まで打刻したのに。
そこで、ショップオーナーさんの出番です。
原本の部品を切り離して、給油口に入るように加工していただきました。
円筒部分を切り離します。
円盤でバネを抑え込むために、円筒部の高さがなくなり、その分、長くなったバネも短くしてしまいます。
そうしないと、バネが強くなりすぎて、スムーズにキャップを閉めることが出来ません。
これくらい切れば大丈夫です。
組み付けてみます。
おぉ、ばっちり。
これは使えそう。
タンクにつけていましょう。
違和感なくつきました。
まるで、KV75用のタンクキャップみたいですね。
これで、ガソリンが漏れなければ、見た目も実用性もばっちりです。
シェイク、シェイク、シェイク
まったく漏れません。
これで、ツーリングに行く準備はばっちりです。
あぁ。でもせっかく作った部品を無駄にしたくはない。
そのうち、あの部品が使えるように、タンクキャップのバネ部分も改造しようかなぁ。
サブタンクを増設しました。 [KV75]
最近、更新が滞っていますね。
KV75のタンク容量は約3Lです。実際にガソリンスタンドで、タンクの9割まで入れた容量は2.6Lでした。
2stでこの容量、私の家から南阿蘇を回って大観峰まで無給油では行けそうにありません。サブタンクは絶対に必要です。
と言うわけで、今回はサブタンクの増設です。
増設するのはダックス用のサブタンクで、容量は1.5Lです。合わせて約4Lになります・・・、増設しても4Lかぁ。微妙ですね。
増設箇所はここ。
ガソリンタンクをフレームに固定しているボルトにサブタンクを固定します。
タンクの蓋も、ギリギリですがはまります。
問題は、メインタンクのガソリンコックと、チョークの隙間。これは、本当にギリギリです。
バイクの振動で、接触しそうですね。
まぁ、微妙な調整は後回しとして、さっそく取り付けましょう。
サブタンクを取り付けるために、ボルトを長めの物に変更して、緩み止めのナットを使って、取り付けます。振動でサブタンクが外れて、ガソリン撒き散らしたら怖いですからね。
ホース類はこれ。
燃料の流れが分かるように、透明のホースを使用します。
ホースの取り回しも、ホースが折れ曲がったり、しないように十分、配慮していただきました。
サブタンクは、ミニバイクツーリングに行く前につけたかったので、ショップオーナーさんにお願いして、つけていただきました。
これで取り敢えずは、取り付け終了です。
ミニバイクツーリングの後に、エンジンをフレームに固定しているボルトを利用して、自作のステーにて、がっちり固定する予定です。
その様子は、また後日。
ちなみに、ここまでの作業は3月中の出来事です。
サブタンクを付けてのツーリングは以前にアップした「桜の時期の試運転(前編)」「桜の時期の試運転(後編)」をご参照ください。
そう言えば、燃費の報告はしてましたっけ?
上記の試運転で計算した結果は、メインのガソリンタンクで70Kmでした。容量が2.6Lですので、1Lあたり26.9Kmです。
余裕を見て26Kmと考えておきましょう。
メインタンクとサブタンクを合わせて4Lと言うことは、104Kmになります。
航続距離約100Kmです。うーん、ツーリングに行くときには、サブタンクとは別に予備の燃料タンクをバッグに入れて持って行こうなぁ・・・。
KV75のタンク容量は約3Lです。実際にガソリンスタンドで、タンクの9割まで入れた容量は2.6Lでした。
2stでこの容量、私の家から南阿蘇を回って大観峰まで無給油では行けそうにありません。サブタンクは絶対に必要です。
と言うわけで、今回はサブタンクの増設です。
増設するのはダックス用のサブタンクで、容量は1.5Lです。合わせて約4Lになります・・・、増設しても4Lかぁ。微妙ですね。
増設箇所はここ。
ここに増設します。
上から見るとこんな感じ。
ガソリンタンクをフレームに固定しているボルトにサブタンクを固定します。
タンクの蓋も、ギリギリですがはまります。
不便なほどギリギリではありません。
問題は、メインタンクのガソリンコックと、チョークの隙間。これは、本当にギリギリです。
すごく、ギリギリです。
バイクの振動で、接触しそうですね。
まぁ、微妙な調整は後回しとして、さっそく取り付けましょう。
サブタンクを取り付けるために、ボルトを長めの物に変更して、緩み止めのナットを使って、取り付けます。振動でサブタンクが外れて、ガソリン撒き散らしたら怖いですからね。
緩み止めのナットがうれしいですね。心配りが行き届いています。
ホース類はこれ。
透明のホースです。
燃料の流れが分かるように、透明のホースを使用します。
ホースの取り回しも、ホースが折れ曲がったり、しないように十分、配慮していただきました。
取り回しも重要です。
サブタンクは、ミニバイクツーリングに行く前につけたかったので、ショップオーナーさんにお願いして、つけていただきました。
これで取り敢えずは、取り付け終了です。
取り付け後は、こんな感じです。
ミニバイクツーリングの後に、エンジンをフレームに固定しているボルトを利用して、自作のステーにて、がっちり固定する予定です。
その様子は、また後日。
ちなみに、ここまでの作業は3月中の出来事です。
サブタンクを付けてのツーリングは以前にアップした「桜の時期の試運転(前編)」「桜の時期の試運転(後編)」をご参照ください。
そう言えば、燃費の報告はしてましたっけ?
上記の試運転で計算した結果は、メインのガソリンタンクで70Kmでした。容量が2.6Lですので、1Lあたり26.9Kmです。
余裕を見て26Kmと考えておきましょう。
メインタンクとサブタンクを合わせて4Lと言うことは、104Kmになります。
航続距離約100Kmです。うーん、ツーリングに行くときには、サブタンクとは別に予備の燃料タンクをバッグに入れて持って行こうなぁ・・・。
キャブレターからのガソリン滲みの対策 [KV75]
お久しぶりです。
先月末から今月初めは、決算やらGWやらで更新が・・・。
KV75のキャブレターからガソリンが滲んでいました。
そうです。ガスケットの劣化です。
古いバイクですので、ガソリンの滲みは珍しいことではありませんが、折角ですので、対策しましょう。
キャブレターを開けて、合わせ面を綺麗にします。エンジンの時と同じように、油砥石で綺麗にならしてあります。
エンジンに使用したガスケットの余りを使いました。
まずは、ネジの穴からあけて行きます。
キリで穴を開けて綺麗に整形して、バリをカッターナイフでそぎ落とします。
そして、形に合わせてガスケットを切り抜いて行きます。
切り抜いたガスケットに、液状ガスケットを塗って完成です。
ちなみに、ガスケットは2枚重ねにしたそうです。
勿論、現在は滲みはありません。
今日は手抜きだな~。
次回はサブタンクの取り付けです。
先月末から今月初めは、決算やらGWやらで更新が・・・。
KV75のキャブレターからガソリンが滲んでいました。
そうです。ガスケットの劣化です。
古いバイクですので、ガソリンの滲みは珍しいことではありませんが、折角ですので、対策しましょう。
合わせ面からガソリンが滲んでいます。
キャブレターを開けて、合わせ面を綺麗にします。エンジンの時と同じように、油砥石で綺麗にならしてあります。
ガスケットの密着を高めるために綺麗にします。
エンジンに使用したガスケットの余りを使いました。
まずは、ネジの穴からあけて行きます。
キリで穴を開けて綺麗に整形して、バリをカッターナイフでそぎ落とします。
そして、形に合わせてガスケットを切り抜いて行きます。
ガスケットを切り抜いていきます。
切り抜いたガスケットに、液状ガスケットを塗って完成です。
これが使用した液状ガスケットです。
はい、完成です。
ちなみに、ガスケットは2枚重ねにしたそうです。
勿論、現在は滲みはありません。
今日は手抜きだな~。
次回はサブタンクの取り付けです。